ステポン

日用品

傘の捨て方

何ゴミ?粗大ごみになる?自治体別の分別と回収・リサイクル|最終確認 2026-09-15

閉じた傘のイラスト

結論

傘は自治体で「燃やさないごみ」「燃やすごみ」「普通ごみ」に分かれる

東京23区で確認できた区は、燃やさないごみ・不燃ごみ(新宿区の公式表記は「金属・陶器・ガラスごみ」)です。京都市は燃やすごみ、大阪市は普通ごみ。骨と布は分けない自治体が多数派で、横浜市は分けます。

まず自分の自治体がどのタイプかを確認してください。まだ使える傘は、処分より先にリサイクル・寄付を検討できます。

収集:無料

(確認できた分別では手数料なし)

※ 区分・手数料は自治体ごとに異なります。下の表とお住まいの自治体の公式案内で必ずご確認ください。

傘の捨て方:判断の流れ

1

① まだ使えますか?

  • まだ使える・少し壊れた→ リサイクルショップ・フリマ、不用傘の回収(CASA PROJECT・KIFUcoco)を先に確認する。骨折れなら[傘の修理](/item/kasa-shuri/)も見てください。送料は自己負担
  • 壊れて使えない→ 自治体の分別で出す。東京23区の多くは燃やさないごみ、京都市は燃やすごみ、大阪市は普通ごみ
2

② 骨と布は分けますか?

  • 東京23区の多く・京都市→ 分けなくてよい。京都市はビニール・金属・持ち手のプラスチックを分ける必要はなく、そのまま燃やすごみ
  • 横浜市→ 骨組と布を分ける。金属の骨は長さにかかわらず「小さな金属類」、布と金属以外の骨は「燃やすごみ」
3

③ 長傘は粗大ごみですか?

  • 東京23区の確認できた区→ サイズ条件なしで燃やさないごみ・不燃ごみ。長傘でも粗大ごみにはならない。傘立ては粗大ごみ
  • 那須塩原市・千葉市→ 長いものでも傘は例外。袋からはみ出しても不燃ごみとして出せる
  • 長さ1m超を粗大ごみとする自治体→ 福岡市などのように「長さが1メートルを超えるもの」を粗大ごみとする自治体では、長傘が粗大ごみと判定されうる。品目検索で「傘」を確認する

傘は何ごみ?

傘は、自治体によって分別が3つに分かれます。全国で答えがひとつに決まっていない、数少ない品目のひとつです。まず自分の自治体がどのタイプかを確認してください。

自治体別の傘の分別(公式情報)
タイプ自治体の例出し方
燃やさないごみ・不燃ごみ東京都江東区・練馬区・千代田区・足立区・江戸川区、神戸市、那須塩原市そのまま(または指定袋で)不燃ごみへ
燃やすごみ京都市、横浜市(布部分)京都市は分解せずそのまま燃やすごみへ
普通ごみ大阪市普通ごみへ

東京23区では「燃やさないごみ」が主流です。江戸川区は公式に「傘は、燃やさないごみです。透明又は半透明の袋に入れて出してください」と案内しており、江東区・練馬区・千代田区・足立区の分別辞典でも「傘 → 燃やさないごみ/不燃ごみ」と明記されています(いずれも傘立ては粗大ごみ)。新宿区の公式表記は「金属・陶器・ガラスごみ」です。

一方、京都市は公式に「ビニール傘・壊れた傘は燃やすごみ」、大阪市は「普通ごみ」と、関西は燃やす系が主流です。「どこでも不燃ごみ」と覚えてしまうと間違えるので、必ず自分の自治体の分別辞典で確認してください。

骨と布は分ける?

自治体によって正反対です。分けなくていい自治体のほうが多いですが、分ける運用の自治体もあります。

分けなくていい(東京23区の多く・京都市)

  • 東京23区→ 江戸川区・江東区・練馬区・千代田区・足立区の品目表には「分解する」という条件が付いていません(そのまま出せます)
  • 京都市→ ビニール部分、金属部分、持ち手のプラスチックなどを分ける必要はなく、そのまま出すと案内しています

分ける必要がある(横浜市)

横浜市の公式回答はこうです——「骨組と布部分を分けていただき、骨組が金属製である場合には長さにかかわらず週1回の『小さな金属類』として、金属以外であれば週2回の『燃やすごみ』として出してください。また布部分は『燃やすごみ』として出してください」。

横浜市民以外は「分けなくていい」自治体が多数派です。ただし自分の自治体がどちらかは、必ず分別辞典で確認してください。

傘は何ゴミ?3つの答えと見分け方

「傘は何ゴミ?」の答えは、全国で3つに分かれます。これはあなたの住んでいる自治体がどのルールを採っているかで決まり、傘そのものの材質では決まりません。

  • 燃やさないごみ・不燃ごみ・燃えないごみ・もやさないごみ→ 東京23区の多く、千葉市、札幌市、那覇市、神戸市、宮崎市
  • 燃やすごみ→ 京都市、横浜市(布部分)
  • 普通ごみ・家庭ごみ→ 大阪市、北九州市

見分け方は簡単で、お住まいの自治体の品目検索で「傘」と入れて引くだけです。ただし、東京23区と関西で答えが正反対になるので、引っ越した人は特に注意してください。「前の家では不燃ごみだった」という経験は当てになりません。

なぜ分かれるのか

傘は金属(骨)とプラスチック(持ち手)とビニール(布)が混ざった複合製品です。焼却設備の能力やリサイクル施設の有無によって、どの区分に振るかが自治体ごとに変わります。だから「傘=不燃ごみ」と丸暗記するのではなく、自分の自治体だけ確認すれば十分です。

傘の骨は何ゴミ?分解する必要はある?

結論:多くの自治体では、分解せずそのまま出します。骨と布を分ける運用をしているのは、今回調べた範囲では横浜市だけでした。

分解が不要な自治体(多数派)

  • 東京23区→ 江戸川区・江東区・練馬区・千代田区・足立区——品目表に「分解する」という条件が付いていません
  • 京都市→ 公式に「ビニール部分、金属部分、持ち手のプラスチックなどを分ける必要はなく、そのまま」

分解が必要な自治体(横浜市)

横浜市は公式に「骨組と布部分を分けていただき、骨組が金属製であれば長さにかかわらず『小さな金属類』として、金属以外であれば『燃やすごみ』として出してください。布部分も『燃やすごみ』です」と案内しています。

骨だけを捨てたいとき

骨だけを抜いて捨てる場合も、多くの自治体では傘と同じ区分(不燃ごみ系)です。横浜市のように「金属類」として出す運用の自治体もあります。袋に入る長さなら普通ごみ系で出せる自治体もあるため、品目検索で「傘の骨」「金属」を引いて確認してください。

自分で分解するときの注意

  • 先端は鋭利→ 骨の先端は鋭利で危険です。軍手を使い、切断面をテープで覆ってから捨ててください
  • 無理に分けない→ 無理に分解しなくても、そのまま出せる自治体が多数派です。危険を冒して分ける必要はありません
  • ビニール傘→ 布を外すと骨だけになりますが、自治体によってはそのままのほうが確実です

長傘は粗大ごみになる?

結論:一部の自治体ではサイズ基準で粗大ごみ扱いになり得ますが、長さだけで機械的に粗大ごみになる自治体は少数です。そして「長いもの=粗大ごみ」の例外として、傘を明記している自治体もあります。

  • 那須塩原市→ 「ゴルフクラブのように袋からでてしまう長いものも粗大ごみです。ただし、傘だけは例外で不燃ごみになります。」さらに「傘は袋から飛び出してしまってもそのまま不燃ごみとして出してください」
  • 千葉市→ 他の不燃ごみと一緒に10リットルまたは20リットルの不燃ごみ指定袋に入れて出せる。何本でも出せる。傘は、はみ出しても構いません
  • 江東区・練馬区・江戸川区→ 「傘 → 燃やさないごみ/不燃ごみ」とサイズ条件なしで明記。長傘でも粗大ごみにはなりません
  • 福岡市など→ 「長さが1メートルを超えるもの」を粗大ごみとする基準を持つ自治体では、長傘が粗大ごみと判定されうる

東京23区の主要区では、長傘でも粗大ごみにはなりません。判断に迷ったら、自治体の品目検索で「傘」を引くのが確実です。「袋に入れたら飛び出した」という理由だけで粗大ごみになるわけではない、と覚えておくと安心です。

東京23区の傘の捨て方(早見表)

東京23区では、確認できた区は傘を「燃やさないごみ」または「不燃ごみ」としています。新宿区の公式表記は「金属・陶器・ガラスごみ」です。区の分別辞典で「傘」を引くと、そのまま出す案内が多くなっています。

  • 千代田区燃やさないごみ

    そのまま出す。傘立ては粗大ごみ。

    分別辞典:千代田区

  • 新宿区金属・陶器・ガラスごみ

    傘・ビニール傘とも金属・陶器・ガラスごみ。傘立ては粗大ごみ。

    資源・ごみ分別辞典:新宿区

  • 江東区燃やさないごみ

    そのまま出す。傘立ては粗大ごみ。骨と布を分ける条件は付いていない。

    分別辞典:江東区

  • 練馬区不燃ごみ

    そのまま出す。傘立ては粗大ごみ。サイズ条件の記載はない。

    分別辞典:練馬区

  • 足立区燃やさないごみ

    そのまま出す。傘立ては粗大ごみ。

    分別辞典:足立区

  • 江戸川区燃やさないごみ

    透明又は半透明の袋に入れて出す。

    燃やさないごみ:江戸川区

上記は各区公式で確認できた範囲です。他の区の区分は、各区の公式ページでご確認ください。推測の区分は載せていません。

確認できた区では、骨と布は分けません

骨と布に分ける必要はありません(江戸川区・江東区・練馬区・千代田区・足立区で確認)。袋に入らない長傘は、袋からはみ出したまま出して問題ないと明記している自治体もあります(那須塩原市・千葉市の例)。

主要都市の傘の分別(9市比較)

引っ越しや出張で「この街ではどう出すのか」を知りたいときのために、主要都市の公式情報を一覧にしました。同じ「傘」でも、行き先がこれだけ違います。

主要都市の傘の分別(各市公式情報)
都市区分骨と布サイズ・はみ出し
千葉市不燃ごみ—傘に限り指定袋からはみ出し OK(10/20L)・1袋に何本でも
大阪市普通ごみ—入りきらなければ片側を袋に差し込むか「不用品」と表示
札幌市燃やせないごみ(有料・4週1回)—40L指定袋から一部はみ出し可(口を縛れれば)
那覇市もやさないごみ——
宮崎市燃やせないごみ—「傘の出し方(例外)」=大袋に入らない傘も可
神戸市燃えないごみ—おおよそ 1m 以内
北九州市家庭ごみ—「傘など長いごみ、指定袋から出ても結構です」
京都市燃やすごみ—1袋 2本まで(公式PDF原文)
横浜市骨=小さな金属類/布=燃やすごみ公式に分割を明記—

共通して言えること:長傘が袋からはみ出しても、「傘だけは例外」と認めている都市が多いという点です。千葉・札幌・北九州・宮崎・大阪は、いずれもはみ出しや入りきらない場合の扱いを公式に明記しています。「はみ出したら粗大ごみ」と一律に考えなくて大丈夫です。

和歌山市は今回公式原文が確認できませんでした。お住まいの方は市公式ページでご確認ください。東京23区は東京23区の早見表をご覧ください。

まだ使える傘はリサイクル・寄付へ

壊れていない傘は、捨てる前に再利用を検討してください。日本では年間1億2,000万本以上の傘が消費されていると言われ、まだ十分使える傘が大量に捨てられています。自治体の拠点回収として傘を扱っている例は少ないため、民間の回収・寄付の仕組みを使うのが現実的です。

不用傘の回収・寄付の受け皿(公式情報で確認できたもの)
しくみ内容費用
CASA PROJECT廃棄予定の傘を回収(1本〜100本程度まで、ビニール傘は全体の3割程度まで可)。作品制作の材料として再利用回収は無料、送料は自己負担
KIFUcocoビニール傘の寄付を全国で受付(長傘・折りたたみ傘・日傘も受入品目に含まれる)。事前連絡不要でダンボールに入れて送るだけ回収は無料、送料は自己負担
リサイクルショップ・フリマアプリブランド傘・状態の良い傘は買取や出品が可能0円〜(買取なら収入)

骨折れなら修理できます。直し方と各社の公表価格は傘の修理にまとめています。

回収プロジェクトに送るときの注意

  • 送料→ 送料は自分持ちが基本です(無料回収をうたっていても、送料は負担する形が多い)
  • 汚れ・破損→ 極端に汚れたもの・壊れたものは受け付けてもらえないことがあります(KIFUcocoは回収できないものとして「極端に汚れたビニール傘」を明示)
  • 受付状況→ 回収プロジェクトは受付状況が変わることがあります。発送前に各プロジェクトの最新情報を確認してください

全国の自治体ではどうなっている?

ステポン調べ:6 自治体のうち(順次追加中)

  • 燃やさないごみ4 自治体(67%)
  • 金属・陶器・ガラスごみ1 自治体(17%)
  • 不燃ごみ1 自治体(17%)

お住まいの地域の傘の捨て方を調べる

お住まいの地域のルールを調べる

よくある質問

ビニール傘は何ごみですか?+

自治体によって異なります。東京23区では「燃やさないごみ」、京都市では「燃やすごみ」、大阪市では「普通ごみ」です。ビニール部分を外す必要はない自治体が多数派です。

折りたたみ傘も同じ扱いですか?+

同じ扱いの自治体がほとんどです。サイズで区分が変わる自治体では、小さい折りたたみ傘のほうが扱いやすい場合があります。

傘の骨だけ捨てることはできますか?+

金属製の骨は、横浜市のように「小さな金属類」として出す自治体もあります。多くの自治体では、布部分と一緒に不燃ごみで出します(分解は不要)。

長傘は粗大ごみですか?+

東京23区の主要区では、長傘も「燃やさないごみ」で出せます(江東区・練馬区・江戸川区で確認)。ただし那須塩原市のように「長いものでも傘だけは例外」と明記する自治体がある一方、サイズ基準で粗大ごみ扱いになる自治体もあるため、自分の自治体の品目検索で確認してください。

傘はどこかに回収してもらえますか?+

自治体の拠点回収で傘を扱っている例は多くありません。民間では不用傘を回収するプロジェクト(CASA PROJECT)や、ビニール傘の寄付を受け付ける仕組み(KIFUcoco)があります。いずれも送料は自己負担です。

傘は何ゴミですか?+

自治体で3つに分かれます。燃やさないごみ系(東京23区の多く・千葉市・札幌市・那覇市・神戸市・宮崎市)、燃やすごみ(京都市・横浜市の布部分)、普通ごみ系(大阪市・北九州市)です。お住まいの自治体の品目検索で「傘」を引いて確認してください。

傘は分解してから捨てないといけませんか?+

多くの自治体では分解は不要です(江戸川区・江東区・練馬区・千代田区・足立区・京都市で確認)。分割が必要なのは、今回調べた範囲では横浜市だけでした。骨の先端は鋭利なので、無理に分解する必要はありません。

あわせて読みたい

傘の修理の捨て方

自分で直すなら CanDo のパーツが110円。店に頼むなら MISTER MINIT・夢工房・槇田商店・小野内商店。それでも直せない傘は、自治体の分別で出します。

ライターの捨て方

ライターはガスが残っていると発火・爆発の危険があるため、多くの自治体でそのままでは回収できません。使い切るか、ガスを完全に抜いてから出すのが基本です。

スプレー缶の捨て方

スプレー缶は中身が残っていると爆発・火災の危険があるため、ガスを完全に抜いてから出すのが基本です。多くの自治体では使い捨てライターやカセットボンベと同じ区分で、他のごみと分けて出しますが、東京都23区だけでも9種類の区分があり、「資源」として回収する区も5区あります。穴をあける必要はありません(危険なため、禁止している自治体がほとんどです)。キャップは外してプラスチックへ分別する自治体が多くなっています。

ガスボンベ・カセットボンベ(ガス缶)の捨て方

カセットボンベ(カセットこんろ用のガスボンベ)は中身が残っていると爆発・火災の危険があるため、使い切ってから出すのが基本です。多くの自治体では「不燃系ごみ」または「資源」で、他のごみと分けて出します。「資源」として回収する区も5区あります。穴をあける必要はありません(危険なため、禁止している自治体がほとんどです)。カセットボンベは「ガス缶」「カセットガスボンベ」と呼ばれることもありますが、扱いは同じです。プロパンガス用の大型ボンベは自治体では回収できません。

骨折れなら、捨てる前に修理を確認できます。ライター・スプレー缶・カセットボンベも、自治体によって不燃ごみの出し方が決まります。

出典・確認日

掲載情報は自治体の公式案内をもとに作成しています。制度改定により内容が変わることがあるため、最終確認は必ずお住まいの自治体の公式サイトで行ってください。